今井香織さんにStandardコースの感想を聞きました
第5期受講生の今井香織さんにStandardコースの感想をお話しいただきました。
グループコーチングで英語を学ぶ目的を明確化する
TOEIC Standardコース 第5期を受講しました。第１回は、英語の勉強に入る前のオリエンテーションとプレレッスンコーチングでした。プレレッスンコーチングでは自分がなぜ英語を学ぶのか、その動機や目的を明確にし、何をやり遂げたいのかを洗い出すワークを行います。受講目的や「自分にとって英語を話せるとはどんなことか」などを書き出しました。気持ちを言葉に置き換えることで、自分の思いを確認することができたと思います。
その後、グループに分かれて他の参加者の方と参加目的をシェアしました。「家族で海外移住したい」や「英語で論文を書きたい」など、皆さんの大きな希望を聞き、刺激をもらいました。私はこれまで独学で英語を勉強していた期間が長く、自分の世界がいかに狭かったかを知れました。他の方の目的と強い意志を聞いて、皆さんのパワーに負けずに勉強をしていないと恥ずかしい気持ちにもなりそうです。それがいい意味でモチベーションになって、やらざるを得ない状況に追い込まれるというのも、グループで学習する良さだと感じました。
コーチングでは特に「代価と報酬」という原理原則の話が印象に残っています。「『報酬』を手に入れるには『英語の学習時間』の代価を払わないといけない」と聞き、うーん…と耳が痛かったです。私が目標スコアの達成に向けて、あと70点アップさせるには160時間ほど学習時間が必要だとわかりました。あたり前ですが、‟できたらいいな”の気持ちだけでは達成できないという事実を確認し、実直に学習時間を積み重ねていかないとと身が引き締まります。
またアリシア先生の「目的が明確になっている人ほど早くゴールにたどり着く」という言葉にはっとさせられました。私の場合、実際に英語を使えるようになったときのビジョンが少し曖昧だと指摘をされたので、もっとイメージをはっきりさせていくことが課題だと感じました。
卒業生がかなえた「がんばった先にあるもの」
このコースの卒業生さんたちがゲストで登場し、受講の感想をシェアしてくれる時間もありました。
スコアップを達成し転職活動でうまくいった経験や英語のボランティアガイドを始めた方のエピソードなど、リアルな体験談を聞きました。努力した先に、実った現実があるしていることを教えてもらえて、勇気づけられました。
花田徹也先生のリスニング講義はユーモアとわかりやすさの神授業
第2回目から花田徹也先生のリスニング講義も始まりました。リスニングを聞き取れない理由として、花田先生は「語彙力の欠如」と「音と感覚のズレ」をあげられています。2つの理由の解決策として、発音矯正のポイントを細かく教えてくださいました。実際に講義中も声に出して練習します。先生は日本人が慣れていない発音の仕方を教えるときは、生徒が理解しやすいように、例えば有名人の話し方を例に出すなど、わかりやすい具体例で教えてくれます。「なるほど」とコツをつかみやすいように教えてくださるので、指導の通りに発音すると、一瞬ですが、英語がうまくなった気がしました。すぐに正しい発音ができるようになるわけではないですが、練習を続けるうちに英語らしい発音が身につくのではないかと期待しています。
講義外は宿題や自習ルームで学習の定着を図る
授業では毎回、単語学習の課題があります。一人で勉強しているとつい怠けそうになるので、大人の宿題、とてもありがたいです。皆さん、強い想いを持って勉強に取り組まれているので、私も時間がないと言い訳せずに宿題や自習をやっていこうと思いました。
また講義以外の時間に「Study Room」という自由に出入りできる自習用のZoomクラスが用意されています。ほぼ毎日、朝6:45から、または夕方以降の時間帯で「Study Room」が催されています。週に何度も開催されて、講座受講生は誰でも参加できるのが、とてもうれしいポイントです。参加してみたところ、朝から皆さんのやる気を感じて、刺激をもらいました。週に1度でも参加できると「やったぞ」と自己効力感が上がりました。講座だけ受けて「やったつもり」で終わらないためにも、「Study Room」を積極的に活用していきたいです。
個別コーチングでの目標設定
コースには、月に一度の個別コーチングがあります。個別コーチングでは、アリシアさんと1対１で行いました。具体的な目標設定をして、その目標に到達するにはどのように学習を進めるかを指導してもらえます。英語教材は、膨大な数のテキストがあります。アリシアさんは、流通しているテキストのそれぞれの特徴をよくご存じでした。市販のテキストから、自分のレベルと弱点に合った教材を教えてもらうことができました。独学のときは、つい新しいテキストを見つけては手に取っていたので、効率的な勉強方法がわかったのが、とてもありがたかったです。おすすめされたテキストを実際に使ってみると、弱点であるPart.5をじっくり補強することができました。また、リスニングのおすすめ教材は、楽しみながら力をつけられる貴重な本で、「これは絶対に自分では見つけられなかっただろう」とアドバイスに感謝しています。
また実際のTOEIC本番前に、模試がありました。講座生が同時にZoomに接続し、同じ模試を受験します。受験後、採点結果を元にコーチングをしていただきました。私の場合、目標スコアまでどのくらい点数が足りないが現状を把握することができました。アドバイスで、間違えた問題を「なぜ間違えたのか」、1つ１つ確認するよう言われました。正直、間違えた問題に向き合うのがしんどく感じたのですが、きちんと向き合ったことで、自分のやりがちなミスと弱点に気がつくことができました。
TOEIC Standardコースは、講義、個別コーチング、Study Room、模試と充実した学習機会が用意されています。すべての内容においてサポートが手厚く「ここまで寄り添ってもらえるのか」と驚きました。私がよいスコアを出せたときや、職場で英語を使うチャンスを得たとき、アリシアさんは我がことのように喜んでくれました。アリシアさんが生徒の方々の英語学習を心から応援している様子を見ていて、「こんなに応援してくれているのだから期待に応えたい」という気持ちも生まれました。
英語学習は、楽しいことばかりではないと思います。でも、一緒に伴走してくれる素晴らしいコーチがいることで、目標達成までより早く効率的にたどり着くことができました。